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プレイボーイ版 全東洋街道 | ||||||
1982年 2月号 毎日芸術賞受賞号 | ||||||
当時の藤原新也…… 「全東洋街道」が毎日芸術賞を受賞した号です。 |
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1980年 7月号 61号 連載第一回 | ||||||
(単行本の題名) 冬海峡(イスタンブール) その海峡は西洋と東洋の大地に切れ込む海の刃だ。 ボスポラスほど劇的な水理はない。 雪の降りしきる日、この海峡を渡った。 「全東洋街道」は、 月刊プレイボーイの創刊5周年の企画として誕生。 藤原新也の一方的な意見が通り、実行されたようです |
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1980年 8月号 62号 連載第二回 | 1980年 9月号 63号 連載第三回 | |||||
(単行本の題名) 羊の腸のスープ(アンカラ) アナトリアの都アンカラに食楽の夢をむさぼる。 席の横に信じ難い女が現れる。食い女。 |
(単行本の題名) 薔薇の日々・夢海航路(地中海アンカラ・黒海) 春の地中海は性的だ。 海風に震える紅いバラの光と影に性と死が見える。 蝶の旅が始った。 黒海の水は果たして黒いのか。 たったそれだけを見に行くために、黒海航路に乗った。 航路の中で白い海の夢を見つづけた。 |
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1980年 10月号 64号 連載第四回 | 1980年 11月号 65号 連載第五回 | |||||
(単行本の題名) イスラム思索行(イラン・パキスタン) 満月の夜、狼のように砂漠を走り、 三日月の夜、野犬のように街を彷徨った。 そんな旅のある日、ふとイスラム図像学が頭に浮かぶ。 |
(単行本の題名) 東洋のジャズが聴こえる(インド) 渇きの街から雨の街へ。 雨期の一夜、カルカッタの大道りに燃えている小さな鬼火。 |
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1980年 12月号 66号 連載第六回 | 1981年 1月号 67号 連載第七回 | |||||
(単行本の題名) 深山(チベット) 山獄寺21日間 汚濁混沌のカルカッタから、清澄の高み、 ヒマラヤ山中の寺に骨を休める。 しかしそこにはおそるべき食の苦行が待っていた。 |
(単行本の題名) 金色の催眠術(ビルマ) アジアの植物世界のはじまりの街ラングーン。 その街の巨大な聖塔から発する金色の催眠術。 |
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1981年 2月号 68号 連載第八回 | 1981年 3月号 69号 連載第九回 | |||||
(単行本の題名) 草の娼楼(チェンマイ) 植物は人を幸せに狂わすのだ。 |
(単行本の題名) 神なきカテドラル(上海) 上海の下町の裏通りで出会った上海蟹アクシデント。 その奇妙な事件を手掛かりに、 上海の街でで出会った異質のまなざし。 |
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1981年 4月号 70号 連載第十回 | 1981年 5月号 71号 連載第十一回 | |||||
(単行本の題名) 満月の海の丸い豚(香港) 上海は中国の臍であり香港は中国の下腹部だ。 |
(単行本の題名) 紅の花、黒い雪(朝鮮半島) ボスポラス海峡から一年、再びシベリア寒気団が街を襲う。 その街に女の魂のメロディーを聴いた。 |
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1981年 6月号 72号 最終回 | ||||||
(単行本の題名) 旅やがて思想なり(高野山・東京) 全アジアの旅は終わった。高野の峰から東洋の街々をふり返る。 そして、自らの足元を見る。 その時、この山の頂で日本と東洋が出会う。 |
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