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著作リスト≪写真集≫


七彩夢幻
1977年 パルコ出版

ファッションの源流を求めて“砂漠のインド”に、
そして“灼熱のモロッコ”へ。
長い長い探訪の旅路は続いた。
その足跡は10,000キロに及ぶ。
撮影フィルム2万余点。
印度拾年
1979年 朝日新聞社

儚い溜息が聞こえます。
この写真集は藤原新也本人ではなく、他のヒトが編集しました。
そこで新也は指摘され、ヒトの死の撮影には
気付かぬ内に分別をつけていたと…、と気づきました。
ゆめつづれ
1979年 パルコ出版

森へ―この奈落の闇の中に怪しくくりひろげられる極彩のファンタジー
糸、つづれ、女、漆黒の淵を求めて地の果 てに舞い狂う。
北米の巨大な原生林に、いま桃山の風が吹きぬ ける。
メメント・モリ
1983年 情報センター出版局

Memento-Mori 死を想え
これは花の作品。対:東京漂流は‘ツバの作品’
アメリカンルーレット
1990年 情報センター出版局

超大作『アメリカ』を写真で読む
アメリカの文化論の一つとして、
全東洋写真
1996年 新潮社

インドにはじまったアジア放浪。
耳を澄ませば、東洋のジャズが聴こえ、
目を瞑れば、アジアの体内時計の時間が流れる。
藤原新也が旅のなかで見つめた深遠な光景のなかに、
いつしか導かれる至福の時間……
嘗ての全東洋街道を写真で読む。

アジア標準時
海峡のむこうに犬の遠吠が聞こえる
―イスタンブール〜パキスタン
生と死のめおと鴉―インド
天にいばらの極楽―チベット
雨中の月に似たもの―ビルマ〜台湾
豚の胃袋の中の家鴨―中国〜香港
永遠山のこちら側―朝鮮半島
猫眠る富士―日本
あとがき―薄明について
千年少女
1999年  スイッチ・コーポレーション


故郷・門司港海港100周年の写真展
92年刊『少年の港』の姉妹篇作品集
少年の記憶は少女の記憶
時代とともに、まるで切り花のようにすみやかに
香りを失い、褪色する少女たち。
作家藤原新也はそんな刹那の時の中で、普遍の少女、
つまり『千年少女』を撮るべく郷里門司港を旅した。
バリの雫
2000年  新潮社

バリ島にたどり着いた。
花、蝶、光、影、美しく切り取られています。
2002年の2月4日の関門写真コンテストの優秀賞の賞品は
この中の写真を、新也オリジナルの額で飾ったものでした。
俗界富士
2000年  新潮社

あの富士を藤原新也の観点で撮っています。
かつて観た事のない富士があります。
花音女
2003年  スイッチパブリッシング

写真のまなざしは、行方不明のあなたを探し出すセラピーである。
世間の荒波を直に受け、生きることに精一杯の女性たちの
本心が表に現れる一瞬を写し撮る。
99年刊「千年少女」に続く郷里福岡の女性をテーマにした写真集